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 生きものとの接し方  ぽこ 06/2/27(月)  0:50
   ├Re:生きものとの接し方  ともこ 06/2/27(月) 12:58
   ├Re:生きものとの接し方  たあたん 06/2/27(月) 17:15
   │  └追加ですが、思い出したこと。  たあたん 06/2/27(月) 19:47
   ├Re:生きものとの接し方  べうべう 06/2/27(月) 18:23
   └Re:生きものとの接し方  ぽこ 06/2/28(火) 23:44
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 ■題名 : 生きものとの接し方
 ■名前 : ぽこ
 ■日付 : 06/2/27(月)  0:50
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  皆さん、こんにちは。
  
  唐突なんですが、
  私の子供のころ、一時期、アリを踏みつぶしたりしました。
  まわりの人に聞いても、クモの巣に爆竹を投げたとか、
  大なり小なり同じような体験を持っている人がたくさんいます。
  
  娘は、虫も鳥も魚も大好きですが、
  ちから加減がわからなくて、テントウムシを死なせてしまったりします。
  いまのところ死んだと言ってもわからないと思い、
  「あらテントウムシさん、ねんねしたのかな」なんてごまかしています。
  
  もしこのさき、巣から出てきたアリを踏みつぶすような行為を、
  私の目の前でし始めたら、どうしたら良いのかなと思案しています。
  
  子供の頃は誰もがする体験として黙認したほうが良いのか
  それとも、「アリさん可愛そうだね。痛い痛いって言ってるよ」
  と止めさせたほうが良いのか・・・。
  
  私としては、例えば友達を叩いたら、
  相手の気持ちを考えるように教えると思うので、
  相手が小さな生きものでも同じように教えたいと思っていますが、
  もしこうした子供の邪念のない残酷さを、
  抑制してしまって体験させなかった場合、
  後々、悪影響になったりしないだろうかというのが気にかかっています。
  
  皆さんは、どうされていますか。
  わかりにくい相談で申しわけありませんが、
  よろしければ経験談などお聞かせ下さい。

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 ■題名 : Re:生きものとの接し方
 ■名前 : ともこ
 ■日付 : 06/2/27(月) 12:58
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  こんにちは。
  私が以前、抱いたものと全て同じで、「もう1人の私がここにいる!」って
  思いました。
  
  「以前」と書きましたが、実は、今もその答えにはたどり着いていません。
  なぜなら、私は「死」というものを経験していないからです。
  人という生き物は「経験・体験」したことのないことは人に対して説明した
  り、納得のいく説明や行動などをすることが出来ないのだそうです。
  そうだからと、「死」を体験して説明するわけにもいかないですよね。
  
  例えば、蟻は踏まないようにと子供に教えてたりしますが、家の中に蚊やハ
  エやゴキブリがいたら、叩いたり、蚊取り線香をつけたり、ゴキブリ○○ホ
  イなどを仕掛けたりといった行動をしますよね。
  大人は当たり前のようにしている行動だと思いますが、子供にはそうしたこ
  とも「どうして?」「なぜ?」のようです。
  私はこの質問にもたどり着いていません。
  
  蟻などの小さな生き物もそうでしたが、植物にも私は同じよなことがありま
  した。
  私は現在1戸建てに住んでいて、小さいながらも庭があり、春から秋にかけ
  ては雑草の除去を鎌などで行います。
  そうした私の姿をみて、「お花はや葉っぱ(植木など)はとってはいけない
  のに、どうして、雑草は取っていいの?」と質問してきたことがあります。
  非常に答えに悩みました。
  
  子供には今、私が考えられることを話していますが、それが、最良な説明な
  のか、判断出来ずにいます。
  
  多分、私には、たどり着けないことのように思いますが、私がしていること
  は、子供が、様々な動物に接するようにしたり、花壇や植木鉢に子供と一緒
  に種や苗を植えたりしています。
  そうした経験や体験から、自分自身の体で感じ取るものを身につけていって
  くれたらと考えています。
  
  わかりにくい内容になってしまっていますね
  私の感じていること・していることなのですが・・・
  何か役にたったらと思います。

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 ■題名 : Re:生きものとの接し方
 ■名前 : たあたん
 ■日付 : 06/2/27(月) 17:15
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  イヤァ、本当に難しいですねぇ。
  命というのは無条件で尊いものです。
  でも、人間にとっておそろしい病気を媒介する蚊などや、大切なお米を食べてしま
  うイナゴなど、駆除しなければならない場面だってありますね。
  考えてみれば、私自身も、テントウムシを山ほど捕ってきて虫かごに入れ、それを
  バケツの水につけたりということをしていたおそろしい少女時代があります。そう
  いうことを経て、命の尊さなどを学習するといえばそうなのでしょうが、実に残酷
  な生き物ですよねぇ。
  
  どんなに小さくても、「ねちゃったのかな」とかごまかすのではなく、もう、目覚
  めることはない眠り、死んでしまったということは、ことばの上でいってもいいと
  思うんです。
  死んじゃったよ、このムシさんにもとうさんかあさんがいただろうに、もう二度と
  逢えないんだよ・・・
  そりゃぁ、こどもですから、バッタを見ればつかまえたがる。
  でも、おうちで飼うことは無理ですから、「兄弟たちのところに返してあげよう
  よ」と、しばらく時間がたってから諭したりする事もありましたよ。
  翌日になって死んでいる。
  やっぱり、おうちに帰してあげればよかったね、そういって、マンションの植え込
  みにいっしょに埋める。
  そういうことを繰り返して、長男は、「逃がしてやろうと思う」といいますよ。
  また、昨今のカブトムシブームで、ご多分に漏れず外国のカブトムシを購入、飼っ
  ていましたが、世話をすることの大切さ、生きるということ、虫たちのけんかな
  ど、それなりに学んだこともあると思いますし、買ったものとはいえ、大切な命、
  名前を付けてかわいがっていましたよ。
  
  何とも難しいことですが、自分も、わざと虫を殺してしまった経験はありますし、
  多くの人はそうだと思います。
  激しく責めるのではなく、せいぜい、「親兄弟もいただろう」という程度、無益な
  殺生はやめよう、という程度に私はとどめています。
  
  長男は心臓外科医になりたいようです。だからなのか、考え方が時としてシステマ
  ティックなときがあります。
  彼は、テレビで野生の動物の補食関係を見ても、それは生きるためだから無益な殺
  生ではない、大切なことだといって、かわいそうだとは思わないようです。
  学校帰りの道ばたできれいな花が咲いていたからといって摘んできて「お母さん、
  おみやげよ」と渡してくれます。
  それだって、殺生といえば殺生ですけれど、優しい気持ちがうれしいし、そんなこ
  とで叱りつける親はいないと思います。
  どこをどうやったからこんな子になったとは言えないと思いますが、「死んでしま
  った」ということを理解できないだろうと、大人が勝手に解釈してごまかすのは、
  「う〜〜ん・・・はてなかなぁ」と私は思うんですよ。
  
  虫に関して無益な殺生をしたからといって、私がものすごい虐待母になっているか
  といえばそうではない・・・と思いますよ。
  
  いい体験談でも意見でもなく、ゴメンナサイ。

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 ■題名 : 追加ですが、思い出したこと。
 ■名前 : たあたん
 ■日付 : 06/2/27(月) 19:47
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  そうそう、外国のカブトムシ、これは、絶対に逃がしてはいけない、どのように生
  態系を歪めるか、という話をキチンとしていますよ。もう、2年生ですので、その
  くらいはわかるんですね。
  葉っぱや草を無駄にいためてはいけない、でも、手で触って学習する場面もある。
  幼稚園の時、園庭の柿の木に上って柿をもいで食べていた長男に、先生は、葉っぱ
  や枝を無駄に傷めたりしないようにという注意だけして、好きなように木に登らせ
  てくれたのです。木に登ってじぶんで柿をもいで食べたこと、きれいな葉っぱを見
  つけて、私におみやげにもってかえってくれたことなど、いい思い出です。

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 ■題名 : Re:生きものとの接し方
 ■名前 : べうべう
 ■日付 : 06/2/27(月) 18:23
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  こんばんわ。
  私もその問題に当たった事があります。
  ありや蝶はだめなのにどうして蚊やハエはいいの?
  子供に聞かれた事があります。
  実際私も子供の頃に蛇を振り回したり蝶の羽をちぎったりしてました。
  でも今はそんなことをするときに可哀想だと抵抗がある(触れなくなった事
  もあるけど)大人に育ちましたよ。そんな時期って子供にはあるんですよ。
  
  外で息子がありを踏み潰したりありの行列に水をかけたりすると
  「おもしろいよね〜。でもありにもかぞくがいるんじゃないかな?」
  と横から言いますがやめさせはしません。
  いつか息子の中で生き物に意地悪する時に、はっとする瞬間が来ることを願
  ってそのくらいのアドバイスにとどめています。
  蚊やハエに関しては「可哀想だけどばい菌を運んでくるから、血を吸われる
  から・・・ハエさんごめんね」と言いながらやっつけています。
  それでもちょっと知恵のついてきた息子には「でも蚊もはえも生きていくた
  めにはしょうがないんだよ〜」などと言い返されたりしてます。
  
  あと息子が拾ってくる生き物(かえる・ザリガニ・蝶など)できる限り世話
  をして、死んだら近くの公園に一緒に埋めに行ってます。お星様になるんだ
  よ〜って。
  私もたとえかえるでも一緒に世話をしているとちょっと情が移ったりして息
  子と一緒に泣きながら埋めたこともあります。
  
  大人がわかってるきれいな事が子供にはいくら言葉で説明してもとても難し
  いってことは多いです。でも私が思った以上に子供はちゃんと理解して成長
  できるようです。
  何事も経験。あまりに残酷な様子の時には親がきちんと言い聞かせることも
  必要だと思いますが、生き物への感謝の気持ちをご自身がお持ちならばきっ
  と子供さんにも不思議と伝わるものだと思いますよ。
  絶対大丈夫です。今は見守ってあげるのがいいと思います。

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 ■題名 : Re:生きものとの接し方
 ■名前 : ぽこ
 ■日付 : 06/2/28(火) 23:44
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  皆さん、親身になって書いてくださって、ありがとうございました。
  
  ご意見を拝見して、
  皆それぞれに、同じような体験をし、考えてこられたんだなと思い、
  少し安心しました。
  そして、皆さんのお子さんとの接し方、とても参考になりました。
  とても心の優しいお子さんたちですね。
  
  》「もう1人の私がここにいる!」
  ともこさん、私も共感してくださる方がいて嬉しいです!
  たあたんさん、テントウムシの入りのカゴ・・・、
  子供時代って好奇心のかたまりですよね!
  べうべうさん、ヘビを振り回すなんて、勇ましい(^_^)!!
  そういえば私も、活きダコをタライに入れて、
  タコが白くなるまで菜箸でぐるぐる回し続けたのを思い出しました!
  うへーっ、娘がしてたら私、ほうっておけるかなあ。
  
  世のなかに、意味のない命など一つもないけれど、
  ある生きものにとって相手が、
  食べるものであったり、食べられるものであったり、
  刺されたり健康を害されたり、
  生活を脅かされるものであったり・・・。
  
  ひとつの生きものとして、人間は食べるために命を取ったり、
  健康や生活を守ったりしているのですね。
  それを越えて、相手のかけがえのない命を奪ったりしない人に
  子どもには成長してほしいものですが。
  
  娘が、殺してしまったテントウムシを手の平に載せて、
  「てんてん!」と嬉しそうに見せに来るとき、
  いまはやっぱり「死んじゃったね」と、なぜか言えないのですが、
  もうじき2歳を過ぎたら、少しずつ伝えていってみようと思います。
  
  これからも、子どもと一緒に、生きものや自然を、
  いっぱい共感したいと思います。
  そのなかで、頭ごなしに止めさせるのではなく、
  子どもが、自分で感じ、考えられるよう見守っていきます。
  
  良かった。なんとなく見えたような気がします。
  ともこさん、たあたんさん、べうべうさん
  どうもありがとうございました。

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